糖尿病予防スペシャリスト

 糖尿病は、成人の4人に1人が有病者あるいは予備群という、非常に身近な生活習慣病であり、その予防・改善のために運動を始める人も多くなっています。糖尿病は、進行すると足の切断・失明・人工透析などQOL(生活の質)を著しく損なう事態につながるとても恐ろしい病気です。しかし、初期段階では自覚症状に乏しいのが特徴です。そのため、日頃から糖尿病に対して予防の意識を持ち、未病の段階で食い止めることが何より重要です。

この資格プログラムでは、糖尿病の発症メカニズムや合併症など糖尿病に関する医学的基礎知識を身に付けるとともに、糖尿病を予防・改善するための運動プログラムや生活習慣の改善について学び、人々のQOLの高い暮らしを守れる人材を目指します。

第1章 糖尿病の基礎知識

糖尿病やそのおそれのあるクライアントを安全かつ効果的にサポートし、その発症を未然に防いだり、進行を食い止めるためには、糖尿病に関する正しい知識を持ち、医師や医療スタッフらと緊密な連携が取れなくてはなりません。
この章では、糖尿病とはどのような病気であり、何を防がなくてはならないのか、その病態や治療法、合併症などについて学びます。

第2章 糖尿病の栄養学

糖尿病は体内の糖代謝に異常を生じる病気であり、その9割を占める2型糖尿病と呼ばれる病気は、エネルギーの過剰摂取が主な要因の一つです。人間が消費するエネルギーには、大きく分けて①基礎代謝、②身体活動、③食事誘発性熱産生の3つがあります。平均的な日本人が一日に消費するエネルギーの割合は基礎代謝が60%、身体活動が25~35%、食事誘発性熱産生が約10%とされています。
この章では、体内の代謝に関する基礎的な知識や、糖尿病の食事療法などについて理解を深めます。

第3章 糖尿病の運動プログラム

糖尿病患者やその予備軍にとって、運動の習慣化は必要不可欠です。日本の食生活がより欧米に近いスタイルに変化したことももちろんですが、産業構造の変化や自家用車の普及による運動不足こそが、今日の糖尿病増加の最大の要因であるとまで言われています。この章では、食事療法と並ぶ糖尿病治療のもう一つの柱、運動療法について理解を深め、糖尿病クライアントの血糖値を正常化し、代謝異常を是正して、合併症の予防と進展防止を図るための運動プログラムをどのように提供していけばいいのか、詳しく学びます。

第4章 特別なクライアントの対応

糖尿病クライアントの中には、一般的な成人の身体状況と異なる状況にある人もいます。そのようなクライアントに対する運動プログラムは、特別な配慮や調整が必要となります。この章では 、一般成人との違いに注意を払うべき高齢者・子ども・妊婦のクライアントの対応について学びます。

第5章 レッスンプラン

運動指導・レッスンを行う場合は、どのような対象者(アスリート、ダイエット志向の一般女性、シニア、キッズなど)でも、全てレッスンプランを作成して臨むことが必要です(マンツーマン指導、グループ指導を問わず必要です)。
レッスンプランの作成方法やポイントを、プラン例を元に学びます。

◎ こんな方におすすめです!
トレーナー / インストラクター / フィットネスクラブ経営者・従業員 / 介護・福祉施設職員 / 自治体・企業健康増進担当者 / 保健師 / 理学療法士 / 医療関係者 / 地域の運動指導者

受講者の声

・糖尿病のメカニズムや、運動療法のLSDによる強度設定を学ぶことができ、知識の再認識ができました。
(男性・トレーナー)
・糖尿病に対しての知識を知ることと、トレーニングのポイントをリアルな目線で学べてわかりやすかったです。
(男性・トレーナー)
・講義以外での学びも多く、とても役立ちました(女性・トレーナー)

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